ワンオペ長時間夜勤を避けるために・・・。

看護職同様、介護職においても夜勤が必要な施設はたくさんあります。しかし、看護職の夜勤よりも介護士の夜勤は厳しいようです。

本来、法定労働時間は1日8時間、週40時間以内と決まっています。ただし、変形労働時間制の場合は、1日当たりの労働時間が長くなっても休日を多く取れるようにしておけば問題ありません。また、休憩に関しては労働時間が8時間を越える場合、1時間以上の休憩時間を取ることが定められており、医療業界や介護業界では、この基準をもとにシフトが組まれています。

介護職の夜勤形態の多くは、2交代制が一般的なようです。2交代制は日勤が午前9時から午後5時まで、夜勤が午後5時から午前9時までというシフトになっていますが、夜勤の場合は1回16時間以上の勤務となるため、かなり体力を要します。しかも、人材不足により、中には夜勤担当者が一人というワンオペシフトのところや、仮眠室がない施設もあるようなので、看護職に比べると不満を感じている介護職は多い傾向にあります。したがって、働きやすさを重視した職場探しをすときには、3交代制のシフトの施設やワンオペ夜勤ではない施設を選ぶことがポイントになります。

利用者が眠っている時間だとはいえ、夜勤は決して楽ではありません。必要に応じて、排泄介助やおむつ交換、体位変換を行わなければならないこともありますし、中には夜中に徘徊してしまう高齢者もいます。事故が起きないように常に夜勤スタッフは注意を払わなければならないので、入所型の施設で働くときには、夜間のスタッフの人員配置にもしっかり注意して職場探しをしましょう。その際、介護士向けの転職エージェントを活用すると、詳細な情報が得られて便利ですよ。